プロレスの星アステカイザー
現在CS局チャンネルNECOで絶賛放送中の、『プロレスの星アステカイザー』。
プヲタ的には第一話にアントニオ猪木が出演している事で、非常に有名だと思う。
それだけではなく、敵ブラックミストの覆面レスラー『鮮血のヘル』としてジョージ高野が、大前均演じる『ストロング・リキ』の試合シーンの吹き替えにドン荒川が出ている。
レフェリーはミスター高橋、リングアナは倍賞鉄夫、チャンピオンベルトはNWFを使用と、当時の新日本プロレスが全面協力。
ロケ地も明らかに後楽園ホールで、プヲタ的には見所満載な事が理解できるだろう。
その一方で、特撮フリーク的には大変トホホな作品として語られる事が多い。
その最たる点は、見せ場で発動する『カイザーイン』に尽きるだろう。
要するにブラックミストのサイボーグ格闘士との戦闘シーンが、クライマックスになると手書きアニメになってしまうのだ。
しかも作画が大変お粗末であり、コレが批判や揶揄の対象となっているのだ。
どうしてこうなったかは、推測でしかないがおそらくは予算面の問題であり、超人的なプロレス技を出せるスーツアクターがいなかったからとも考えられる。
今になって見てみると、ワイヤーアクションや合成を使えば、十分に出来そうに思える内容だ。
もっとも当時の技術では困難であることも事実であり、それがこのような妥協を生み出してしまったのだろう。
もっとも特撮と手書きアニメの合成はピープロのお家芸で、マグマ大使を始めとして多用されているのは周知の通りだ。
但しピープロの場合はエアブラシを多用した精密なタッチで、実写とは違和感なく馴染んでいるのも事実。
現在では難しいアクションを3DCGで代替するのも珍しくなく、これは『21世紀のカイザーイン』と言えなくもないか。
そんなこんなで現在4話まで放送が済んだわけだが、現在の技術でリメイクしたら凄く面白くなるんじゃないかと思えてきた。
しかもメインキャストは実際にプロレスラーを配置し、試合も吹き替えなしでやってもらう方向で。
主役のアステカイザーには橋本大地あたりを当初考えたが、原野でのデスマッチもあることを考えれば、最適任は飯伏幸太か。
但しレスラー全般についても言えることだが、台詞が棒読みになることは確実なので、声は声優に吹き替えさせる方向もアリだと思う。
ブラックミストの大幹部サタンデモンには蝶野正洋、サイボーグ格闘士の人間体には、ありとあらゆる悪役レスラーを登場させる。
例えば第3~4話のデビルスパイダーは右手の巨大な金属製クローが武器だから、飯塚さんがドハマりのはずだ。
他にも仮面ライダークウガで実績のあるAKIRAを始め、マイバッハ谷口やバラモン兄弟など、適任そうな人材には事欠かない。
そしてオリジナルでは大泉滉が演じた新聞記者の坂田は、プロレスライターの須山浩継氏にぜひともお願いしたい。
と言うかそれ以外思いつかないぐらい雰囲気が似てると思うのだが、その辺はどうだろうか。
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