全日本プロレス 潮崎豪デビュー10周年記念大会
一年七ヶ月ぶりくらいで、全日本プロレス観戦に行ってきました。
秋山体制になってからは初、果たして本当に『王道復古』出来ているのか、それを見極めるために敢えてカメラを持たず、しっかりとこの目に焼き付けるべく行ってきました。
今回の注目点は、ここ最近出場するようになった選手たちと、会場の客入り。
豪の凱旋興行で満員にならないようでは、全日本再生の道筋にも不安がよぎるわけですし。
会場は流通情報会館、武藤全日本時代には何回も使っている会場。
しかし近年はフードパルの使用が常態化していたので、結構久しぶりの印象です。
会場はハーフ使用と、四月のDDTと同じ。
しかしイスの数はざっと倍くらいの印象で、そこは平日と祝日の違いもありつつといったところで。
これなら観客動員も心配ないのかなと思いつつ、まずはパンフ購入。
まず開いて思ったのが、編集のセンスが明らかに良くなってること。
武藤全日本の末期のパンフは、お世辞にも良かったとは言いがたかったので。
些細なことかもしれないけど、これってまた買おうってモチベーションにつながるんで、すごくイイことだと思うんですわ。
そんなこんなで、ちょっと時間を押してスタート。
客入りは席が八割方は埋まった印象、立ち見もいるから文句なしの満員マーク。
第一試合は新入団選手、元・めんそ~れ親父の中島洋平と、佐藤光留のシングル。
ひかるんの入場曲が、かつて川田が使っていた『バリバリ伝説』の曲なので、全日本の会場で二十年ぶりくらいに耳にして、ちょっと胸の奥がざわざわしたり。
試合そのものは、中島がひかるん相手にどれだけ出来るかって点に終始して、結局は危なげなくひかるんの勝利。
次期シリーズのジュニアタッグリーグの前哨戦でもあったんだけど、これじゃちょっと厳しいんじゃないかなあ。
第二試合、自分的にはかなり興味を持っていた一戦。
元・潮吹豪のユニオンプロレス三富政行がSUSHIと組んで、ザ・ビッグガンズとの対戦。
予想はしていたとはいえ、体格の違いに終始苦しめられた挙句の、三富がゼウスにしとめられる展開。
それでも豪の十周年興行に出られたことは、彼にとってはすごく嬉しかったに違いない。
あと、SUSHIとのタッグに漂う異常なまでの小者臭がたまらなかったwww
第三試合は遺恨渦巻く、KENSOと真霜拳號のシングル。
もう入場からずっと場外戦の連続、リングに上がっても荒れ模様は続き、最後はKENSOの反則負け。
決着戦はノールールらしいけど、おそらく自分は見れないんだろうな(放送媒体的に)。
休憩中は売店でひかるんのTシャツを購入。
DDTのTシャツを着ていたので、しっかりいじられました。
第四試合は校長と大森さんvs青木&諏訪魔。
諏訪魔は膝を負傷したと聞いていたけど、特別そんな印象は受けませんでした。
相手の大森さんが、ファイトスタイル的に弱点攻めをあまりしないってこともあったんでしょうけど。
セミはドーリングと吉江の大型同士のシングル。
試合開始当初は、どっちが王者だってぐらいに吉江は動かず、ドーリングが動き回る。
でも結局は全シリーズで曙をしとめた脳天杭打ちで、王者が文句なしの勝利。
メインは潮崎豪の十周年記念試合。
バーニング秋山&金丸に曙が加わり、エクシード潮崎&宮原&鼓太郎と対戦。
まずは沢山の花束が豪に贈呈され、最後はお父様からも。
きっと今回も、沢山チケットを売ってくださったに違いありません。
そして対戦相手が入場も、秋山と金丸はどうせアウェイといわんばかりにサングラスを装着。
そして睨みを利かすかと思いきや、それぞれ豪にバラを一輪ずつ贈呈のツンデレ。
横綱からもレイが贈呈されて、ちょっと和んだ雰囲気で試合スタート。
序盤は金丸が、中盤は鼓太郎がと、それぞれジュニア選手が相手に捕まる展開。
最後は乱戦から、豪が金丸を捕らえて豪腕からのゴーフラッシャーでピン。
大阪での王道トーナメント決勝戦に向けて、とりあえずは不安のないところを示した格好です。
とまあざっと六試合、三時間弱と地方らしい構成の興行でした。
入場者数は主催者発表で超満員札止めの524人、でも前日の長崎が149人だったことを考えると、手放しで喜んじゃいけない状況じゃないですかね。
でもまだまだこれから、しっかりといい試合を見せ続ければ、お客さんは増えてくると信じましょう。
まだまだ『王道復古』は道半ば、これからに期待しています。
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