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2012年10月

2012年10月29日 (月)

24th CGアニメコンテスト入選作品上映会

去る10/27、例年通りCGアニメコンテストの入選作品上映会&CGアニカップ2012日本×欧州×台湾親善試合を見に、京都まで行ってきました。
コンテストの方ですが、今年はグランプリ作品はなかったものの、『入選ボーダー上に大量の作品があって選考が難しかった』と言うだけあり、作品のレベルは高かったですね。
また今回は『初心者部門』のエントリー数が急落したらしいのですが、昨年の同部門のレベルの高さに、本当の初心者がビビッタのではないかとの事。
10年前に同部門の第一号として先陣を切った自分から言わせて貰えば、何か一箇所でも優れていれば入選できるので、おじけることなくチャレンジして欲しいと思います。

で、第二部のCGアニカップ。
昨年までは3年連続でフランスのe-マジシャン入賞者から選抜されていたわけですが、昨年は開催がなかったとの事。
そこで今年の欧州代表は、デンマークを中心としたメンバーがやってきました。
これに台湾代表が加わった3地域対抗戦ということで、例年以上に白熱した対戦となっています。
優勝した欧州チームは、本当に凄い作品ばかりでした。
『ビョルンの伝説』『スペース・スタリオン』あたりは、是非一度ご覧いただきたいですね。
台湾の作品も、こう言ってはアレですが、予想以上にハイレベルでした。
会場にも多数の留学生と思しき中華系の応援団が来ていて、スタッフ・入賞者を除けば、数で日本人より多かったのではと思えるほどでした。

ただ、その中華系応援団の一部に、マナーの悪い人がいたのには辟易しました。
タブレット端末でコンテストとは無関係の、あちらの映画だかドラマだかを見続けている女性とか、上映中にポリ袋をバリバリ言わせてる人とか、スマホのバックライトを明かりにして書き物を続けてる人とか。
作品を見ず、他人の鑑賞を妨害するような人は、最初から来るなと思います。
おそらくネットなどで動員をかけられたのでしょうが、こういう迷惑行為を行う人間は、主催者側で排除できないものでしょうか。
入場無料のイベントとはいえ、こちらは高い航空券代を払って来てるので、次回以降は会場に来ないでネット中継見るだけにしようって気になりましたよ、これマジ。

リンク: 入選作品上映会 | CGアニメコンテスト.

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2012年10月17日 (水)

プロレスの星アステカイザー

現在CS局チャンネルNECOで絶賛放送中の、『プロレスの星アステカイザー』。

プヲタ的には第一話にアントニオ猪木が出演している事で、非常に有名だと思う。
それだけではなく、敵ブラックミストの覆面レスラー『鮮血のヘル』としてジョージ高野が、大前均演じる『ストロング・リキ』の試合シーンの吹き替えにドン荒川が出ている。
レフェリーはミスター高橋、リングアナは倍賞鉄夫、チャンピオンベルトはNWFを使用と、当時の新日本プロレスが全面協力。
ロケ地も明らかに後楽園ホールで、プヲタ的には見所満載な事が理解できるだろう。

その一方で、特撮フリーク的には大変トホホな作品として語られる事が多い。
その最たる点は、見せ場で発動する『カイザーイン』に尽きるだろう。
要するにブラックミストのサイボーグ格闘士との戦闘シーンが、クライマックスになると手書きアニメになってしまうのだ。
しかも作画が大変お粗末であり、コレが批判や揶揄の対象となっているのだ。
どうしてこうなったかは、推測でしかないがおそらくは予算面の問題であり、超人的なプロレス技を出せるスーツアクターがいなかったからとも考えられる。
今になって見てみると、ワイヤーアクションや合成を使えば、十分に出来そうに思える内容だ。
もっとも当時の技術では困難であることも事実であり、それがこのような妥協を生み出してしまったのだろう。

もっとも特撮と手書きアニメの合成はピープロのお家芸で、マグマ大使を始めとして多用されているのは周知の通りだ。
但しピープロの場合はエアブラシを多用した精密なタッチで、実写とは違和感なく馴染んでいるのも事実。
現在では難しいアクションを3DCGで代替するのも珍しくなく、これは『21世紀のカイザーイン』と言えなくもないか。

そんなこんなで現在4話まで放送が済んだわけだが、現在の技術でリメイクしたら凄く面白くなるんじゃないかと思えてきた。
しかもメインキャストは実際にプロレスラーを配置し、試合も吹き替えなしでやってもらう方向で。
主役のアステカイザーには橋本大地あたりを当初考えたが、原野でのデスマッチもあることを考えれば、最適任は飯伏幸太か。
但しレスラー全般についても言えることだが、台詞が棒読みになることは確実なので、声は声優に吹き替えさせる方向もアリだと思う。
ブラックミストの大幹部サタンデモンには蝶野正洋、サイボーグ格闘士の人間体には、ありとあらゆる悪役レスラーを登場させる。
例えば第3~4話のデビルスパイダーは右手の巨大な金属製クローが武器だから、飯塚さんがドハマりのはずだ。
他にも仮面ライダークウガで実績のあるAKIRAを始め、マイバッハ谷口やバラモン兄弟など、適任そうな人材には事欠かない。

そしてオリジナルでは大泉滉が演じた新聞記者の坂田は、プロレスライターの須山浩継氏にぜひともお願いしたい。
と言うかそれ以外思いつかないぐらい雰囲気が似てると思うのだが、その辺はどうだろうか。

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