CGアニメコンテスト入選作品上映会に行ってきた
開催そのものが危ぶまれていながら、時期を大幅に遅らせてKYOTO CMEXのイベントの一つとして開催された、第21回CGアニメコンテスト入選作品上映会。
今年は海外との対抗戦である「CGアニカップ」日本代表選考会を兼ね、日仏対抗戦が翌日に行われる形でした。
で、日本代表に選ばれた5作品についてはアニカップでの公開ということになっているので、なんと初日には見られなかったのです。
でも、会場の都合からアニカップは終演の時間が遅くて、見てると飛行機の最終便に間に合いません。
予定通りに会が進行していたとして、大将戦の前あたりに会場を出ないといけないのは、さすがにフラストレーションがたまります。
新幹線なら辛うじて帰れなくもないのですが、熊本に着くのは日付が変わった後になりますしね。
せめて終演が6時なら、何とかなったのに。
ぐしぐし。
そんなわけで、日本代表の5作品とフランス代表の5作品は見れてないのです。
また、そんな形式の都合上まだ入選作品集のDVDも発売されてません。
例年はDVDで作品を見返してから感想を書くんですけど、今回はそれも出来ないわけで。
まあ、そんな理由でとりとめもなく、雑感だけ書かせていただきます。
◎会場について
京都コンピュータ学院の大ホールが使用されましたが、キャパは約600と以前大阪会場になっていた中ノ島公会堂とほぼ同じ。
新しい施設でもあり、コンピュータの専門学校らしい特徴として、椅子の背にはテーブルがついていて、足元に電源とLANのソケットまであります。
CGアニメを見る環境としては、かなりいい感じだったと思います。
客入りは残念ながらフルハウスとまでは行かず、まだ過半は以前から来ていたファンで占められていました。
もっと新しい血が入ってくるといいのになと思います。
◎全体の進行その他について
5作品を翌日送りにしたことが奏功して、例年と違い時間が押すこともなく、また入選者座談会での観客からの質問が、省略されることなく行われたのは好感できます。
また、主催が近畿経済産業局や京都府・京都市との合同となった都合上、「休憩時間の放送事故」は完全になくなりました。
これはまあ、致し方ないことでしょう。
今はそういう傾向の作品を発表する場も、いくらでもあるわけですから。
コンテスト出身者の近況報告では、岸本監督の「カマキリのアレ」がサンライズから商業作品としてリリースされることが決定したようです。
期待しちゃってイイですか?
◎全体の作品傾向について
事前にアナウンスされてましたが、長尺の作品が増えました。
初日上映分でも10分以上の作品が4本ありましたが、いずれもだれることなく見ることが出来たのは、単純に素晴しいと思います。
個々の作品感想は、長くなるので後ほど別に。
◎吉浦監督トークショー「"イヴの時間"がとりあえず終わって」
吉浦監督は私が初心者部門に入選した第14回コンテストで初入選なので、いわば同期です。
「イヴの時間」については昨年予告を見て、共同制作で吉浦監督らしさを維持しつつ完成させられるかちょっと心配してたんですが、完全に杞憂だったようです。
今回は第一話のディレクターズ・カット版が上映されましたが、うん、見事に吉浦テイスト。
作品の面白さは見れば判ると思うので、今GYAOで全話無料でやってるので見てください。
で、トークショーのタイトルにある「とりあえず終わって」ということですが、今のところ緘口令が敷かれているようです。
つまりはそういうことらしいので、作品のファンの方はご期待ください。
今回とても良かったのは、製作工程をスライドショーにして見せてくれたこと。
これだけでも今回は見に行った価値がありました。
吉浦監督の次回作も期待したいですね。
リンク: CG ANIME EX.
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