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2006年1月30日 (月)

さらばクロネコ

新日本プロレスの「クロネコ」ことブラック・キャット(本名:ビクトル・マヌエル・マル)レフェリー・元選手が急性心不全で急逝した。まだ50代、最近多すぎるプロレス関係者の若すぎる死である。
氏は80年代より、新日の前座戦線で若手ジュニアヘビー級選手の壁として活躍し、2年前に選手としての現役を引退してからも、レフェリーとしてついこの間まで元気な姿を見せていた。主にメキシコ人選手担当の外人係としても重責を担っていて、メキシコCMLLとの業務提携においても、その要的な存在であった。新日本プロレスにとって彼を失ったことは、ある意味主力選手の離脱よりもダメージが大きいかもしれない。若い選手や他のレフェリーにとって、まだまだ学ぶべきことの多かったはずの偉大な先輩は、もう何も教えてはくれないのだから。
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驚いたという点では、新日本至上主義者として有名だった、某リングアナの離脱も驚きだが、彼がプライドを持っていた新日本プロレスはもうどこにも存在しない、という意味なのかもしれない。最早「業界の盟主」の呼称は、完全に過去のものになった、ということなのであろう。

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